〈東京公演〉
Yuya Minorikawa(Direttore)
御法川 雄矢(指揮)
北海道出身。10歳よりヴァイオリンを始め、その後ヴィオラに転向し、桐朋女子高等学校音楽科入学と共に指揮を始める。桐朋学園大学卒業。在学中よりロイヤルチェンバーオーケストラのメンバーとして参加する他、‘00年よりバンドネオン奏者小松亮太氏のライブ、レコーディングに参加する。大学4年の若さで貞松・浜田バレエ団「くるみ割り人形(全幕)」にて関西フィルハーモニー管弦楽団を指揮しデビュー。’09年NHK交響楽団入団。その後はロイヤルメトロポリタン管弦楽団、静岡交響楽団、札幌交響楽団などを指揮し、名作曲家、富田勲氏から絶大な信頼を受けている。
指揮を故 堤俊作、ヴァイオリンを市川映子、ヴィオラを故 江戸純子、室内楽を故 青木十良、各氏に師事する。指揮者として、情熱的な音楽作りと幅広いレパートリーで大変注目されているが、’09年NHK交響楽団に入団し、ヴィオラ奏者としてもヴィルトゥオーゾ横浜、小松亮太オルケスタ・ティピカ、エレメンツ・クアルテット、どさんこクラシックスなどで中心的存在として活躍している。カメラータ・ナガノ音楽監督も務める。
https://www.instagram.com/minoryyuya/
〈東京公演〉
Royal Chamber Orchestra
ロイヤルチェンバーオーケストラ
1987年に今上天皇徳仁陛下を楽団長として設立された「梓室内管弦楽団」に内外の一流オーケストラで活躍した経験のある音楽家が参加し、1993年陛下のご成婚記念CD制作をきっかけに指揮者、故・堤俊作によって設立された。「ウィーンフィルの奏法」を模範とし、豊かで色彩に富んだ音色による正統的な演奏を理想とし、歴史的解釈を踏まえたヨーロッパの伝統に可能な限り近づく真のオーケストラであることを追求し、精力的に活動している。2005年にはアイルランド、ベルギー、ルクセンブルグ、イタリアの4か国6都市でのヨーロッパツアーを大成功させ、中でもミラノの由緒あるダル・ヴェルメ劇場、ヴィチェンツァの世界遺産オリンピコ劇場でのコンサートは、イタリア人の聴衆から大絶賛された。イェルク・デームス、ルチア・アルベルティ、ミッシャ・マイスキー、スタニスラフ・ブーニンなど世界的に活躍する演奏家を招き、そのアンサンブルは聴衆のみならず、演奏家にも絶賛されている。管弦楽はもちろん、オペラ、バレエも得意とし、ヨーロッパの歌劇場管弦楽団のような楽団であるという評価を受けている。
〈掛川公演/仙台公演/陸前高田公演/福島公演〉
Yumi Okazaki(Piano)
岡崎 ゆみ(ピアノ)
東京藝術大学卒業、同大学院修了、ピアノ専攻。大学院修士課程2年目の1983年にハンガリー給費留学試験に最優秀で合格し、ハンガリー国立リスト音楽院に留学。Z・コーネル、F・シャンドールの他、マスタークラスにてゾルタン・コチシュ、オキサナ・ヤブロンスカヤ、ジョルジュ・シェベークに師事。1986年朝日新聞主催第5回「新人音楽コンクール」ピアノ部門に優勝。文部大臣賞を受賞。1989年にキングレコードよりデビューCDを発売、その後ソニーレコードからCDを発売、全国でのソロ公演、室内楽、オーケストラ協演を行っている。NHK「おしゃれ工房」、テレビ朝日「USAエクスプレス」を始め多くのテレビ・ラジオ番組で司会を務めた。また、妊婦・乳幼児に向けたコンサートやお芝居仕立ての「音符物語」など、子供に向けたクラシック演奏の活動も多い。紀尾井ホールをはじめ毎年テーマを決めたソロリサイタルを開催している。2019年にはカーネギーホール公演で満席に近い現地の聴衆から大きな拍手が送られた。日本演奏連盟正会員、全日本ピアノ指導者協会正会員。ソニー教育財団評議員。
〈東京公演/掛川公演〉
Marie Tatsumi(Soprano)
辰巳 真理恵(ソプラノ)
東京音楽大学卒業、同大学大学院修了。二期会オペラ研修所修了後イタリアへ留学。東京二期会オペラ『フィガロの結婚』『こうもり』『メリー・ウィドー』などに出演、『愛の妙薬』アディーナは当たり役となる。‘18年アルバム『Ba,Be,Bi,Bo,Bu』でメジャーデビュー。八王子FM「辰巳真理恵のBa,Be,Bi,Bo,Bu」ではパーソナリティを務め好評。‘21年12月ヤクーツク国際コンクールでグランプリ受賞。昨年は映画『シグナチャー』の主題歌「大地のしずく」を歌いニース国際映画祭 主題歌賞にノミネートされる。二期会会員。7月に『ジャンニ・スキッキ』ヒロイン・ラウレッタ役、10月に辰巳真理恵ソプラノリサイタルVol.5を開催予定。
〈東京公演〉
Tsugumi Eguchi(Soprano)
江口 二美(ソプラノ)
愛知県立芸術大学卒、同大学院修了、中村桃子賞受賞。イタリア・ミラノに留学。第5回ミリヤムヘリン国際声楽コンクールに日本から唯一選出、第5回ルーマニア国際音楽コンクール3位。オペラでは椿姫、蝶々夫人、カルメン等数多くに主演、40役を超えるヒロインレパートリーがある。文化庁巡回公演「てかがみ」(池辺晋一郎作曲)では武田カヨ役を8年連続で務めている。名古屋フィル、アンサンブル金沢、群馬交響楽団等オーケストラとの共演も多い。名古屋二期会、東京二期会を経てサンミュージック福岡所属。狛江FM『ME音(めおと)のオペラペラ』パーソナリティ(第2・第4金曜日21時から生放送)。
〈東京公演/仙台公演/陸前高田公演〉
Takae Tsutsumi(MezzoSoprano)
堤 貴恵(メゾソプラノ)
東京都出身。18歳より声楽を学ぶ。東京音楽大学声楽科卒業。桐朋学園短期芸術大学科目等履修生。東京音楽大学オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」ドラベッラ役、トリノ王立歌劇場来日公演オペラ「ラ・ボエーム」、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトXIオペラ「蝶々夫人」、2013年サイトウキネン・フェスティバルでオペラ「こどもと魔法」(小澤征爾指揮)などに出演。声楽を成田絵智子、経種廉彦、舞台学を蜷川幸雄、鴻上尚史に師事。
Masahiro Shimba(Tenore)
榛葉 昌寛(テノール)
東京藝術大学卒業後、国際ロータリー財団奨学生として国立ミラノ・ヴェルディ音楽院にて学ぶ。テーラモ市立劇場での「椿姫」アルフレード役にてデビューし、その後オペラ、コンサート活動はイタリアのみならずヨーロッパ、アメリカ、カナダなど華々しい。’13年より毎年“バチカンより日本へ祈りのレクイエム”を総合プロデュースし、東北音楽復興支援をしている。‘13年天皇賞(秋)、’15年プロ野球日本シリーズ初戦、‘18年日本シリーズと2度の国歌独唱は大絶賛された。掛川市・ペーザロ市の姉妹都市提携にも尽力し、輝け掛川応援大使にも任命されている。
http://www.masahiroshimba.com/
〈東京公演/掛川公演/仙台公演/陸前高田公演〉
Yoshitaka Murata(Baritono)
村田 孝高(バリトン)
国立音楽大学声楽科卒業。二期会オペラスタジオ・マスターコース第46期修了。藤原歌劇団正会員。‘01年イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門入選。日本、イタリア、スロベニア、スペイン、フランスなどで、オペラやコンサートに活躍中。日本では数少ない演技派のバリトンとして評価が高い。サントリーホールにおける小林研一郎氏指揮『第九』をはじめ、ロッシーニ歌劇場とバチカンでのモーツァルト『レクイエム』、ロッシーニ『荘厳ミサ曲』、‘17年ロッシーニ歌劇場管弦楽団来日公演のすべてで、ソリストを務める。‘21年、フィンランドでの初演オペラ『眠る男』でタイトルロールを演じた。
http://baramyu-manatsu.sblo.jp/
〈福島公演〉
Satoko Suzuki(Cello)
鈴木 聡子(チェロ)
玉川大学文学部卒業。在学中より東京都交響楽団一員らと共に「シュパース弦楽四重奏団」や、「ニューリリー」を結成し各地で演奏活動を行っている。2005年CHANELピグマリオンデイズの初代アーティストに選ばれ、銀座CHANELのNEXUS HALLにて1年間リサイタルを行う。同年オーストリアで開催されたショパン国際フェスティバルに招待される。ミラノ・スカラ座アンサンブル、イ・ソリスティ・ヴェネティのコンサートマスターのピエール・トーゾとの共演など、国内にとどまらず海外アーティストとの共演も多い。皇太子殿下を団長とする梓室内管弦楽団メンバー、ロイヤルチェンバーオーケストラ首席。
〈東京公演〉
Hirari Sato(Singer-songwriter)
佐藤 ひらり(シンガーソングライター)
5歳の時に美空ひばりさんの「川の流れのように」に出逢い音楽に目覚める。9歳の時に第7回ゴールドコンサート(身体障害者の音楽支援コンサート)にて「アメイジング・グレイス」を熱唱し史上最年少にて、歌唱・演奏賞、観客賞を受賞。東日本大震災のあとにはじめての自作曲「みらい」をつくり、CDの売り上げ100万円をあしなが育英会を通じ震災遺児あてに寄附。12歳の時に米国のアポロシアターアマチュアナイトでウィークリーチャンピオン獲得。第34回国民文化祭にて天皇皇后両陛下の御前で国歌斉唱。東京2020パラリンピック開会式にて国歌独唱。
Miriam Scarcello(Singer-songwriter)
ミリアム・スカルチェッロ(シンガーソングライター)
イタリア、レッジョ・カラブリア国立音楽院を卒業し、教鞭も取った。Raiイタリア国営放送によって生中継された第一回美声コンクールに優勝し、Raiイタリア国営放送の音楽番組など多数出演する。レッジョ・カラブリア、アマルフィ、ナポリ、シチリア、ローマなどで行われる多くのフェスティバルには、欠かすことのできない存在となっている。彼女の語りと歌と音楽は、南イタリア人が決して忘れることのできない南イタリアの土壌の香りと故郷の味を感じさせる、唯一のシンガーソングライターといえる。
〈陸前高田公演〉
Mimei Sakamoto(Singer/Artist)
さかもと 未明(歌手/アーティスト)
1989年漫画家デビュー。忽ち人気を博すも、活動最盛期の2006年に難病である膠原病を複数発症。余命宣告受けるまでに悪化した。漫画家でありながら手が動かなくなったが、「死ぬまで表現者でありたい」と2009年歌手でデビュー。その後、病状悪化で約6年間休業したが、2017年、銀座の老舗・吉井画廊で画家デビュー。2018年3月には、バチカンの四大聖堂の一つ聖マリア・マッジョーレで、拉致被害者の帰国を祈るオリジナル曲「青い伝説」を歌唱、歌手としても復帰。2020年サード・アルバム「Moulin Rouge」発売。2021年サロン・ドートンヌ入選。バリ個展。画家として、歌手として、世界へと真摯なメッセージを発信している。
〈東京公演〉
The Inoue Ballet Foundation
公益財団法人 井上バレエ団
パリ、モンテカルロ等でダンサーとして活躍した井上博文が1968年、「井上博文によるバレエ小劇場」のタイトルのもと、公演プロデュースを開始し、その後バレエ団を結成した。国内外を問わず、優れたダンサー、振付家、美術家等を積極的に招聘する他、衣裳スタジオを併設(現株式会社柊舎)するなどし、舞踊と美術・衣裳等の総合的な芸術性に留意した舞台制作に早くから取り組んできた。主要なクラシックバレエ作品の他、ネオ・クラシック・バレエ、日本舞踊、スペイン舞踊などを取り入れた個性的な創作作品をレパートリーとする。また、ブルノンヴィルスタイルの継承は、特徴の一つとなっている。2011年、公益財団法人の認可を受ける。
〈東京公演〉
Ryuichi Ishii(Choreography)
石井 竜一(振り付け)
横浜市出身。1996年~2004年、谷桃子バレエ団に所属。多くのレパートリーの主役を踊る。2000年文化庁在外研修員としてボストンバレエに留学。留学中、多くの作品に出演する。帰国後、ダンサーとして活躍する一方振付も手掛ける。2006年、文化庁在外研修員として、アルビン・エイリー・アメリカンダンスシアターを視察。2007年、日本バレエ協会バレエフェスティバルにて「シャコンヌ」を振付、好評を得る。以来、ダンサーとして活躍する一方で日本バレエ協会、井上バレエ団等で優れた作品を発表。若手の振付家として各地に招かれ、活躍している。井上バレエ団のバレエマスター、アネックスシアターにおける芸術監督、井上バレエ団、NBAバレエ団の講師。日本バレエ協会東京地区委員。
〈東京公演〉
Hills Road Chorus
ヒルズ・ロード・コーラス(合唱)
Riyoko Ikeda and the rose muses
池田理代子とばらのミューズたち(合唱)
Requiem Choir of Prayer
祈りのレクイエム合唱団(合唱)
Hiroshi Ohnuki(Maestro di Coro)
大貫 浩史(合唱指導)
Riyoko Ikeda(Manga Artist/Vocalist)
池田 理代子(漫画家・声楽家)
東京音楽大学声楽科卒業。1972 年「週刊マーガレット」にて連載を始めた「ベルサイユのばら」の大ヒットで、アニメ化、映画化、舞台化され、世界中で劇画家として知れわたる。そのほかには「オルフェウスの窓」、「栄光のナポレオン・エロイカ」など傑作を生みだし、それらは世界で愛読されている。45歳の時に幼いころからの夢だった歌手の道に進むことを決意し、東京音楽大学に入学、世界的ソプラノ、東敦子のもとで研鑽を積んだ。歌手としての活躍も華々しく、“第6 回バチカンより日本へ祈りのレクイエム” 聖マリア・マッジョーレ大聖堂公演にも出演した。フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章シュバリエ章を授与。
Shoichi Yabuta(Compositore)
薮田 翔一(作曲家)
2011年東京音楽大学大学院作曲科修了。第70回ジュネーヴ国際音楽コンクール作曲部門優勝。ウィーンコンチェルトハウス100周年作曲賞最優秀作品賞。文化庁長官表彰(国際芸術部門)第26回出光音楽賞。2018年には小倉百人一首100首を歌曲として作曲し、全音楽出版社より歌曲集「小倉百人一首」が出版される。2019年にはNHK交響楽団、いずみシンフォニエッタ大阪等からの委嘱作品が初演され、今最も注目されている作曲家の一人である。